中古住宅、と一口に言っても、東京都内には本当に様々な家が売りに出ています。 購入を決めてしまう前に、一度ストップ!! 本当に購入しても大丈夫か、よく注意して、現状を分析しましょう。 お買い得かと思って購入したら思わぬ落とし穴があったり、土地に魅力を感じて購入したはいいけれど、家を建替える事もリフォームもできない場所だったり…中古住宅の購入は、様々なケースの失敗例もあるのです。 |
■壊して新築することもできず、リフォームもできない家 |
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ターミナル駅から近い場所に建つのに、格安だった中古住宅のケースです。 その土地は、地権者が複雑だった為、他人の土地を通行しなければ入る事ができない土地でした。 戦後に建てられた、古い住宅がありましたが、住める状態ではなく、しかし、壊してしまうと二度と建てられない為、リフォームするしか選択肢はありませんでした。 しかし、近隣の方の同意が得られず、リフォームもできませんでした。 |
■接道の問題 |
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ある閑静な住宅地の一角にある中古住宅のケースです。 その家は、30年以上前に、違法に分譲された住宅だったのです。 土地は問題なく、建物もリフォームすれば快適になりそうだったのですが、前面道路の接道が悪く、銀行もローンを引き受けてくれませんでした。 ほぼスケルトンにするような改修をしなければ不安の残る家だったため、購入された方は困ってしまいました。 |
■格安だったけれど、土地に対しても処置をする必要があるという落とし穴が |
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住宅地としてはかなりハイグレードな地域にある中古住宅のケースです。 とても良い立地の割には格安で、お買い得と思われたのですが、落とし穴がありました。 家の前面に道路が無く、敷地に入っていくには、家と家の間の、1メートルほどの狭い通路をしばらく歩かなければなりませんでした。そのような難しい立地で、更に家も住める状態ではなかったため、リフォームには多額の資金がかかることが予想されました。 土地も、ガケ上の土地で、土地に対しても何らかの処置が必要と思われました。だからこそ格安だったのですね。 購入金額が格安でも、リフォームと土地造成にかなり高額の費用がかかってしまっては、却って損をしてしまいます。このような住宅も、要注意です。 |