写真の工事は、エアコンの配管の穴から雨漏りがあるということで
ご依頼をいただき、エアコンの移設工事中です。
3階のリビングについているエアコンの不具合でした、室外機は
屋上に設置してあります。
今回は、室内のエアコンの位置を変更して、3階のベランダの
メンテナンスがしやすいところに室外機も移設します。
エアコンの移設工事は、問題なく行わせていただけるのですが、
雨漏りの原因にもなっている、配管を撤去した後の穴の処理が
大変です。
失礼な言い方ですが、建築当時にエアコンの取替えやメンテナンスに
対する配慮が足りなかったように思います。
こちらのお宅は、お隣と近接しているので、はしごを掛けることが出来ず、
今回は、お隣の屋根をお借りしての工事となりました。
足場を掛ければ、問題ないのですが、エアコンの移設のためだけに
何十万円もの足場を設置する訳にはいきません。
お隣の方にお願いに上がると、快くご承諾いただくことが出来ました。
これは偏にお施主様の、普段のお付き合いが良好でいらっしゃるからだと思います。
建物本体に限らず、住宅設備も使っていれば、必ずメンテナンスや
取替えの時期が訪れます。
その時に、いかにメンテナンスがしやすい建物かということも
中古住宅を購入する際には、大切な条件です。
外壁のメンテナンスが必要になった際に、敷地の中に足場を立てることが
出来るか?
もしそれが無理ならば、お隣の敷地をお借りして立てることができるか?
土地建物を購入するということは、資産が出来るということです。
その資産の価値を下げないためにも、建物や設備のメンテナンスは
必要なことです。
今の状態だけではなく、数年後のメンテナンスの際の条件も十分に
考慮して物件を検討してください。