中古住宅を購入なさる際に資金計画のご相談をいただくことがございます。
自己資金で、全てをまかなわれる方は稀なことで、皆さん金融機関のローンを組まれます。
新築住宅を購入の場合、住宅ローンを利用します、中古住宅を購入する場合も
新築住宅と同じように、住宅ローンを使うことが出来ます。
中古住宅は、それようのローンがあるのですか?とご質問をお受けすることが、
ございますが、中古住宅専用の特別な住宅ローンがある訳ではありません。
新築と同じく、各金融機関さんが用意している住宅ローンを利用することができます。
ただ、利用できる条件がありますので、十分に注意してください。
まず、銀行の住宅ローンの場合ですと
「借入時において、20歳以上70歳の誕生日までとなり、完済時に80歳の誕生日まで」 が
はじめの条件となります。
保証会社の保証を受けられることと、団体信用生命保険に加入できることも条件になります、
これらは新築の場合でも同じです。
そして、気をつけなければならないのが、建築基準法および、その他法令の定めに合致した
物件であることです、もちろん新築であっても同じことです。
銀行の場合は、法に則って立てられた建物や建物を建てることの出来る条件の
土地でないと住宅ローンの対象にはならないことが、ほとんどです。
上記のようなことが、クリアできて、住宅ローンを組んだとしても、中古であるため
建物の耐久性に問題があると判断されると、借入れの期間が短くなり、月々の
返済額が増えてしまう場合もありますので、十分に注意してください。
また、中古住宅を買って、リフォーム工事をとお考えの場合ですと、
金融機関によっては、住宅ローンとリフォームローンをまとめて一本の借入れで
組むことが出来る商品もあります、こういった商品を利用なさると手間が掛からず便利です。
既存不適格といわれる、現行の法規に則っていない建物をご購入の場合は、
銀行ですと、先に申し上げたように、住宅ローンを使うことは難しいかもしれませんが、
ノンバンクの住宅ローンですと、利用可能な場合が多くありますので、金融機関へ
ご相談なさってください。
仲介の不動産業者さんも、資金計画については相談にのってくださいますので、
計画を進めるまえに、お話をされると良いかと思います。