木造3階建の大規模なスケルトンリフォームの現場です。
大工さんが、外壁の解体作業中です。
外壁のモルタルを解体撤去し、下地までも全て取り除きます。
この状態ですと、骨組みである梁と柱だけとなります、壁が無い建物は、
小さな力でも揺れてしまいます。
ですので、解体作業は、仮筋などと呼ばれる、仮筋と呼ばれる
仮補強などをしながら慎重に行なってまいります。
建築の業種には、解体業者と呼ばれる解体を専門に行なう業者さんも
いらっしゃいます。
建て替えなどで、建物全てを取り壊してしまうのであれば、
そういった、解体専門の業者さんでも良いのですが、大規模な
リフォーム工事の場合、そうは行きません。
強度を保ちながら、丁寧に大工さんが解体を行なっていきます。
そして、解体の途中や解体後の建物は非常に無防備な状態なのです。
雨や風は、進駐しますし、地震や強風には極めて弱い状態だということです。
ですので、この期間を少しでも短くするために手早く作業をして
仮補強ではない、本当の補強工事を確実に進めていくのです。
しかし、現在のところ他に方法はなく、短い間ではありますが、
この期間は 、現場はピリピリとした緊張に包まれます。
スケルトンリフォームを行い、建物をさいせいさせることは、
住まう方にとって多くのメリットをご提供できます。
しかし、造り手には、スケルトンリフォームは、責任重大でリスクを
抱えながら進めていく工事ともいえるでしょう。
この写真の現場も、工事が進み今では、補強がしっかりなされた
強固な建物となっております。