こちらの建物は、エコリフォーム社が現在工事を行なっているお宅です。
解体が、ほぼ完了して構造体が露になった状態です。
この状態を把握した上で、ご提案、お見積もり、ご契約となれば良いのですが
そうはまいりません。
スケルトンリフォーム工事の場合は、解体前の状態で得ることのできる情報を全て収集して、
ある程度スケルトンの状態を想定して、ご提案をさせていただきます。
いかに木造に精通し、知識のある者でも解体前の想定と実際がまったく違わないなどと
いうことはないでしょう。
なので、この状態になったら、想定のものとどう違うのかを確認、検証し、解体前のご提案を
変更する場合も出てきます。
建物は、10棟あれば10通りです、同じように見える建売住宅でも施工を行なった大工によって
違う、などというケースも珍しくありません。
スケルトンにした状態で、計画を臨機応変に立て直していきます。
お客様にも、このタイミングで現場を必ず見ていただき、状態をご説明いたし、計画の変更が
あれば、新たな計画をお伝えします。
ここで、いかに柔軟に対応していくかが、その会社や設計士の力量ではないかと思います。
経験、知識を最大限に発揮する場面です。