経年した、お宅の場合、基礎に鉄筋が入っていない場合があります。
こちらの写真、築60年の木造住宅の基礎を補強している写真です。
この年代の建物の場合、ほぼ100%近く、鉄筋の入っていない基礎 『無筋の基礎』 です。
足元はついつい見落としがちですが、基礎部分も非常に重要となります。
経年して、既にクラックなどの現象が見られる場合も少なくありません。
木造部分の構造をいくら強固なものにしても、基礎部分が軟弱では補強とはいえません。
基礎の補強に関しては、いくつかの方法がありますが、この方法は、アラミド繊維を直接基礎に貼り付けていく工法です。
アラミド繊維は、柔軟性が高く、対象衝撃性に優れ、腐食しないという特徴を持っています。
そして、軽く、取り扱いがしやすいなど、施工の簡易性という面でも住宅の補強には適していると思います。
公共の場でも、盛んに使われ始めました、例えば首都高速の橋脚の補強や、道路のトンネル内部の補強などです。
技術の目覚しい進歩による賜物ですね。
木造の住宅で、築年数の浅い建物であっても、ひび割れなどが基礎に見つかった場合は、補修が必要です。
そもそも、鉄筋は酸に弱いという弱点があります。
そのため、アルカリ性であるコンクリートで覆い、酸化(腐食)を防いでいます。
しかし、コンクリートにひび割れが生じそれが進むと、鉄筋が外気に触れるようになってしまいます。
外気に触れた鉄筋は、やがて腐食し、鉄筋自体の強度を落とすだけでなく、膨張し、コンクリートを
内部から破壊させていきます。
これが更なるひび割れを生み、基礎の強度はどんどん落ちていってしまうのです。
わずかなひび割れだからと放置せず、早めに補修改善を行うべきです。
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