現在、弊社で工事をさせていただいている様子です。
こちらでは写真のような三角の部材を使用しています。
『仕口ダンパー』 と呼ばれる物です。
仕口とは
仕口(しくち)とは、柱と梁(はり)の交点を指す専門用語で、この部分の強さが軸組工法による
木造建築の性能を左右します。
しかし、仕口を金物などでガッチリ固めてしまうと、返って逆効果で逆に柱や梁を傷めてしまうのです。
このダンパーと呼ばれる金物は、地震による揺れのエネルギーをしなやかに吸収する装置のことです。
一見すると三角の金物のように見えますが、三角の板が2枚の板で構成されており、折り曲げた鋼板の間に
高分子材料(ジエン系、シリコン系他)の粘弾性体が柔軟性を生み出します。
今の技術でいっさい揺れない建物を造る事は不可能です、ゆえに揺れ方をどう吸収させ、いかに建物の
構造部に悪い影響を与えないかが勝負です。
建物の総体を理解し、このように有効な部材を複数、効率よく組み合わせてのご提案していきます。
家の全ての性能を上げることは、望ましいのですが、主要な部屋と避難経路の確保しておくという
方法もあります。
あの大震災から、そろそろ2ヶ月が経とうとしています。
『また、あんな大きな地震が来たら家は、大丈夫かしら?』
と不安に思われている方も多いでしょう。
まずは、ノウハウのある信頼できる業者さんに相談なさって、安心な住空間にするための
提案をしてもらってください。