この写真は、大規模改修工事の解体の様子を撮ったものです。
『スケルトンリフォーム』という言葉を耳にされたことがあるかと思います。
そもそもスケルトン(skeleton)とは、元来、動物や人間の全体的骨格をさす言葉です。
英語では、骨組みだけのような簡素な構造物や、電力設備の系統図(配線図)の意味でも用いられます。
これを建築に当てはめますと、構造体(躯体)のみを残してということになります。
マンションの場合は、各部屋の内部の壁や柱が、構造体になっていることはまずないので、解体工事の時にも設備の配管などに気をつけさえすれば、どこをどう壊そうが建物の構造には影響しません。
しかし、木造の住宅は全く違います。
構造的に主要な柱や梁が、室内に設けられいます、なのでむやみやたらに中を空っぽの状態は出来ません。
解体工事は、構造を考え、確認しながら慎重に丁寧に行う必要があります。
解体が終わり、スケルトンの状態になるとその建物の構造が明らかになることと合わせて、使われている部材の程度、建築した大工の考え方、姿勢なども見て取れると、一級建築士の塩谷は申します。
お客様と工事のご契約は、解体前の状態です、もちろん床下を拝見したり天井裏を除かせていただき情報は出来る限り収集し、経験から建物の素性や状態を想定はいたしますが、解体をしなくてはわからない部分もございます。
スケルトンになった時点で、お客様にも確認をいただき、計画の変更などがあれば現状をご覧頂ながら、ご説明をさせていただきます。
全てを目で見てチェックが出来、現状を十分に踏まえたうえで、建物を再生できることが、このスケルトンリフォームの最も大きな利点です。
構造的の弱いところを改善し、断熱工事やサッシの取替え工事も十分に行えます。
木造の経年した建物を大規模改修するというより、建物を再生させると言ったほうが良いかもしれません。
義理の父が工務店を興してから半世紀がたちました、義父から私の主人である塩谷に引き継がれた技術力が、エコリフォーム社の住宅再生の要です。
この技術を一軒でも多くの木造住宅の再生に役立たせてさせていただきたいと考えております。
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